資産運用を始めるにあたって誰もが悩むのが「どれぐらいのお金を投資に回せばいいのかわからない」ことですよね。
実際に僕も初心者の頃はそうでした。
そんな方のために,リスク資産(変動する可能性のある資産)と安全資産(元本が保証されている資産)の割合をカンタンに決める方法があるので紹介します!
投資を始めてから3年で現在2000万円以上の資産を持つようになった僕ですが,今でもこの考え方は目安として使っています。
初心者の方でもすぐに真似することができますよ!
この記事はこんな人向けです:
- 投資を始めたけれどリスクをどれぐらいとってもいいか分からない
- リスク資産と安全資産の割合の目安を知りたい
実は投資ってとってもカンタン!
リスク資産と安全資産の割合を決めるおすすめの方法
結論ですが,リスク資産と安全資産の割合を決めるには「100マイナス年齢方式」がおすすめです!
100マイナス年齢方式とは,現在のリスク資産の割合を自分の年齢を100から差し引いた値とする計算方法です。
例えば20歳の方であれば100-20=80%がリスク資産の割合になります。
30歳の人であれば70%,40歳であれば60%という感じです。
なので年齢が上がるにつれて安全資産の割合を増やしていくとよいということですね。
これは加齢とともに資産額が大きくなると暴落が起きたときにリカバリーが効かなくなるからです。
100マイナス年齢方式はとてもカンタンでわかりやすい以外に,他にもメリットが2つあると思っています。
- 効果的にリターンを得られる
- 自分のリスク許容度を知ることができる
メリットその1:効果的にリターンを得られる
100マイナス年齢方式は,若いうちはリスクをなるべくとりましょうということを端的に示してくれています。
若いうちは失敗しても挽回できるチャンスがたくさんあります。
早い段階で投資を始めて市場感覚を掴んでおくことで,少々失敗してもその後の運用に活かすことができますね。
あとは,若いうちは運用額が少ないのでなるべくリスクを取った方がリターンが大きくなります。
年齢を重ねて運用額が大きくなってきてからリスクを抑えた商品に変えていくというのがよいでしょう。
これによって将来的に大きなリターンを得ることにつながると思います。
メリットその2:自分のリスク許容度を知ることができる
100マイナス年齢方式はそのまま万人に当てはまるものではなく,あくまで目安です。
なので自分のリスク許容度(リスクをどれぐらいとれるか)に合わせてカスタマイズすればよいでしょう。
例えば自分が30歳で,70%はちょっとリスク高い気がするなと思うのであれば「90マイナス年齢方式」にすればよいのです。
これなら90-30=60でリスク資産の割合は60%となり,少しリスクを抑えることができます。
なので100の部分を自分の好きなように調整すればいいのです。
このように目安と自分の感覚を比較することで,自分のリスク許容度を知ることができます。
実践例:100万円の貯金がある30歳会社員のリスク資産の割合
例として,100万円の貯金がある30歳会社員の場合で具体的に考えてみましょう。
100マイナス年齢方式なので,100-30=70万円はリスク資産として運用することで大丈夫です。
残りの30万は安全資産ですね。
いきなり貯金の大部分でリスク資産を購入してしまって大丈夫かな…という方は,まずは少額から始めてもいいと思います。
70%というのは目安ですので,数年後にこのぐらいになっていればよいぐらいの長期的な視点で始めるとよいでしょう。
リターンの観点でいえば,分割投資するよりも最初から一括投資する方がよいということは以下の記事で考察しています。
また,いきなり貯金の大部分を投資に回すけど生活するうえで困らないかな…と不安になるかもしれません。
独身の方であれば生活防衛資金を確保しておく必要はないです。
家族がいる方であれば最低限の生活費はあった方がよいですが,安全資産の30万を現金で保有しておけばOKでしょう。
生活防衛資金については以下の記事で解説しています。
リスク資産・安全資産の割合に合わせて何を買ったらいいのか?
それではリスク資産と安全資産でそれぞれ何を買うべきなのでしょうか。
リスク資産は株式,FX,不動産,ソーシャルレンディングなど様々ありますが,初心者はインデックスファンド一択ですね。
インデックスファンドとは何らかの株価指数(インデックス)と連動するように構成された投資信託(ファンド)です。
一般的には個別株よりも分散されていてリスクが抑えられた設計になっており,インデックスファンドを積立購入するだけで十分及第点がとれます。
いざという時にもすぐに換金できるので初心者には非常におすすめです。
まずはこちらをメインに買い進め,慣れてきたら他の金融商品を勉強していくという流れがいいと思います。
安全資産は現金(預金)でもいいですし,日本の国債でもいいでしょう。
別記事で詳細を紹介していますが日本の国債は安全資産の中で最もリスクが低いです。
ただし利息はあまり期待できず,ネット銀行の方が利率がよい場合もあるのでこれが最善であるかは各自でご判断ください。
まとめ:自分だけのリスク資産と安全資産の割合を探そう
リスク資産と安全資産の割合の考え方と,実践方法についてご紹介しました。
ここで紹介した100マイナス年齢方式はあくまで目安なので,自分だけのリスク資産の割合を考えてみるとよいでしょう。
自分に合ったリスク資産の割合を探すうえで大事なのは,とりあえずやってみるということです。
いくら机上で60%がいいとか70%にしようとか計算したところで,所詮計算です。
算数ドリルを解いているだけと同じで,あなたの資産は増えません。
それよりもまずは始めちゃうのが一番です。
リスクを抑えた商品であれば,購入してから考えても遅くありません。
案ずるよりも産むが易しの精神でぜひトライしてみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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