あなたは人が1日にどれだけの水分を摂取する必要があるかご存知でしょうか。
厚労省の「健康のため水を飲もう」推進運動HPによると,人間は1日に2.5リットルの水が排出されるため,2.5リットルの水分摂取が必要のようです。
ただ,食事で接種する水分や体内で作られる水分量が計1.3リットルなので,飲み水として接種する必要があるのは1日1.2リットルのようですね。
お茶やコーヒーでは利尿作用があるのでできれば純粋な「水」単独での摂取がよいようですが,あなたは1日1.2リットルも水を飲めますか?
そんなにたくさんの量の水を飲むのって結構しんどいですよね。
ですが実は僕は,1日1.5リットルの水を飲むという生活を半年ほど継続しています。
そんな僕が,1日に飲む水の量を増やしてみたいけど500mLが限界…という方に,半年継続できた僕の飲み方や注意点を伝授したいと思います!
これから夏本番で熱中症対策にもなりますので,参考になれば嬉しいです!
この記事はこんな人向けです:
- 1日の水を飲む量が1リットルを超えられない人
- 水をたくさん飲むコツを知りたい人
- 1.5リットルの水を継続的に飲むとどうなるのか知りたい人
慣れると1.5リットルとか余裕になります
1日1.5リットルの水を飲むためのおすすめの飲み方【熱中症対策としても効果的】
僕がおすすめする飲み方は以下の通りです。
- 750mLのペットボトルを2本用意して水を詰める
- 1日で飲み切れるようにちまちま飲みながら1日を過ごす
以上です。非常にカンタンですね。
何故この飲み方がよいのか,過去の失敗例も振り返りながら解説します。
朝の時点で1日に飲む量を可視化できる
まず1日に飲みたい水の量を目に見えるゴールとして設定しておく方が成功しやすいですね。
人それぞれ1日に飲みたい量は異なるかもしれませんが,1リットルだろうと2リットルだろうと,今日飲むべき水を常に見えるところに置いておくのがよいです。
何故かというと,ゴールが可視化されていないと人はやる気をなくすからです。
上の方法にたどり着く前に僕が最初にトライした方法は,
- 100mLぐらいをコップに汲み,飲み干す
- 飲んだ後は正の字でカウントする
- 1.5リットルになるまで頑張る
だったのですが,これは1.2リットルぐらいが限界で,すぐに挫折しました。
正の字ではどうしても飲んでいる実感が薄く,モチベーションが保ちづらいです。
「まぁ今日は1.2リットルぐらい飲んだから大体達成したっしょ」のような謎の感覚も生まれてきてしまいます(僕だけかもしれませんが)。
その点,1.5リットルの水を見えるところに置いておくと「今日はこれを飲むんだな」ということが無意識的に刷り込まれるので,自然と飲み進めることができます。
夕方ぐらいで2本目の半分ぐらいまで飲み進んでいると,今日はもう少しだなとか,進捗が実感として湧きやすいのがモチベーションに繋がっているのだと思います。
わざわざ毎回コップに100mLぐらい量るというのもだるいので,飲みたいときにすぐ飲めるようにデスクなどに常温で置いておきましょう。
折り返し地点からのペース配分がしやすい
この方法の最大の特徴は2本であるということです。
なぜ2本がよいかというと,1本飲み切るとそこが折り返し地点だからです。
僕は大体平日では午前中に1本,午後に1本というペースで飲んでいます。
ただ午前中に会議がたくさん入っていてなかなか思うように飲めなかったとき,普段より進捗が悪いので午後にもう少し意識的に飲むというようにペース配分が調整できます。
つまり1.5リットルをどう飲むかなのではなく「目の前の2本をどう飲み切るか」という考え方です。
1本ずつに分けることで,今日の自分がどのようなペースなのかを大体把握することができます。
日によってスケジュールは変わるので毎日同じペースで飲み続けるのは割と大変です。
なのでなるべく自分に課すルールを少なくして柔軟に対応できるようにするというのが継続する上では非常に大事な考え方だと思います。
750mLというサイズが手頃
1日1.5リットルの水を毎日飲むと決めたときに一番迷ったのが,どのように会社に持っていくかです。
1.5リットルや2リットルボトルを1本持っていくのは持ち運びを考えると不便です。
そのままゴクゴク飲むのは結構重くて飲みづらいですね。
かといって500mLペットボトル×3本は精神的に結構キツイです。
2本飲んだあたりで「あと1本か…」ってなります(僕はなりました笑)。
そういう意味で750mLボトルはバランスがいいですね。
いろいろ試行錯誤している中で,evianから750mLボトルが販売されているのを見つけて「これだ!」ってなりました。
ちなみに僕は水の質にはあまりこだわらないので,ブリタの浄水ポットでろ過した水を毎日750mLペットボトル×2本に詰めています。
衛生上1週間ごとに新しいボトルを購入することにしていますが,毎日の詰め直しがだるい方は箱買いしちゃってもいいかもしれませんね。
1日1.5リットルの水を半年間飲み続けた結果と3つの注意点
僕は半年ほど前から1日1.5リットルの水をほぼ毎日完飲しています。
その結果どんな体調変化があったかと,実施する上で気をつけるべき注意点をお伝えします。
1.5リットルを飲み続けた僕に起こった体調変化
水をたくさん飲むと期待できる(とネットに書かれていた)効果と,実際の僕に起きた結果や感想を列記してみます。
- デトックス効果:実感なし
- 美肌効果:実感なし(元々ニキビができやすい)
- ストレス解消:実感なし
- 便秘解消:多少はあり
- むくみ解消:実感なし(元々悩んでいない)
- ダイエット効果:多少はあり
- 血液サラサラ効果:実感なし
こんなところでしょうか。
ニキビができにくくなればいいと期待していましたが,ニキビの発生率はあまり以前と変わらない印象です。
実感があったのは多少の便秘解消と多少のダイエット効果です。
元々便秘と軟便を繰り返すタイプだったのですが,最近はあまり便秘がなくなったように思います。
またダイエット効果については,僕は特に太っているわけでもなくあまり食べても太らない体質なので,正直なんともいえないです。
ただ,「今日炭水化物たくさん食べちゃったな」という日があっても体重はほとんど変わらないです。
以前は多少の増加はあったので,最近になって全然体重が変わらないのは水の効果なんじゃないかと思っています。
多少空腹を紛らわす効果もあったかもしれません。
このあたりは個人差や生活環境にも影響するでしょうから,参考程度に捉えて頂ければ幸いです。
水を1日にたくさん飲む時の3つの注意点
これから自分もやってみたい!と思った方に注意点をお伝えします。
いきなり飲む量を増やすと間違いなくお腹を壊す
普段からそれなりに水分を摂取している人ならよいかもしれません。
僕は1日に500mLぐらいしか水分をとっていなかったので,いきなり1.5リットルを飲み始めたら壮大にお腹を壊しました。
最初は普段飲んでいる量の1.5倍ぐらいから始めてはどうでしょうか。
だんだん飲む量を増やしていき,徐々に体を慣らしていくとよいと思います。
トイレは近くなるので覚悟すべし
仕事中でも頻繁にトイレに行くことになることは覚悟した方がよいでしょう。
僕は1-2時間に1度はトイレに行くようになりました。
会議などで抜けられない時に猛烈に尿意に襲われるということもあります。
特に仕事中はご自身の仕事に支障を来たさないよう,飲み方やペース配分を自分用にカスタマイズするというのが吉と考えます。
水中毒に注意
こちらのページによると,水を一度にたくさん飲むと低ナトリウム血症によって水中毒を起こすリスクがあるそうです。
軽度の場合はめまいや頭痛などの症状ですが,重症になると嘔吐や呼吸困難,意識障害などにもつながるようです。
一度に大量に摂取するのではなく,こまめに少量を飲むようにすればリスクは下げられるので,実施される際にはこの点にご注意ください。
まとめ:水の飲み方は人それぞれに合った方法を採用しましょう
1日にたくさんの水を飲む僕なりの方法と,実感や注意点をまとめてみました。
僕にとってはこれがベストだと思いますが,これが万人にとってベストな方法とは思いません。
生活環境やお仕事の内容に合わせてカスタマイズしていただくのがよいでしょう。
ぜひあなたに合った水の飲み方を考えてみてください。
持病のある方や体調に不安のある方はお医者さんに相談してからにするなど,無理のない範囲で行うようにしてくださいね。
それを考える上でこの記事が参考になったのなら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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